第2回ステップアップ研修会『支援に役立つ救急法』
報 告
日 時 : 2019年12月7日(土) 14:00〜15:30
場 所 : ホルトホール大分402会議室
講 師 : 中村病院スタッフ 12名(看護部、臨床検査部、リハビリテーション部)
参加者 : 11名
受講者、講師それぞれ2~3名のグループに分かれ研修会がスタートしました。
【心肺蘇生法】
初めに傷病者発見から胸骨圧迫に至るまでの手順
「周囲の安全確認~声かけ~人集め~呼吸の確認~胸骨圧迫」
について説明を受け、各自一人ひとりが実践しました。
その後、胸骨圧迫における5つのポイント
「位置、姿勢、深さ、テンポ、リコイル」
について学びました。
ここでは5つのポイントを押さえることを目標に、正確に行えているかどうかを受講者同士がお互いに評価し合い、声かけを行いながら効果的な胸骨圧迫の実技を行いました。
【AED使用方法】
使用説明を受ける前に、「全国障がい者スポーツ大会の応援に来ていたら、道端に人が倒れていた」という設定のもと、インストラクターによる本番さながらの一連の実演がありました。
その後、受講者もそれぞれ状況設定をした上でロールプレイングを行ないましたが、「焦ってパニックを起こしそうになった。」や「疲れてしっかりした胸骨圧迫ができない。」などの声が聞かれました。
また、ロールプレイング中には模型にペースメーカーを植込んでいたり、フランドルテープを張っていたりと、様々な傷病者を想定した上で、どの位置にAEDのパッドを貼るのが適切かというディスカッションも行いました。
これについては、「ペースメーカーは埋まっていると聞いたことがあったけど、実際に今回見たのは初めてだったので知ることができてよかった。」との声も聞かれました。
受講者もそれぞれAEDの講習を受ける機会はあるようですが、ポイントを意識して行うことやチームで交代しながら数分間胸骨圧迫を続けることは初めて聞いたという方もおられたようで、「今まで受けたものと異なっていて、より実践的であり受講してよかった」との声が聞かれました。
また、インストラクターの方々が、受講者の一つひとつの発言や行動に褒める言葉をかけ、明るく盛り上げていたことが受講者の積極性にも繋がっていました。
最後に受講者の皆様へ「救急法講習修了証」をお渡しし無事に研修会を終えることができました。知識がある状態から勇気を持って行動に移すことができるためには、救急法の研修を継続していく必要がありますので次年度以降も企画してまいりたいと思います。ぜひご参加ください。
大分県障がい者スポーツ指導者協議会
担当:相本・津﨑