[報告] 第3回ステップアップ研修会

研修会の様子

1月27日(土)、大分市のホルトホール大分を会場に、今回初めて 『救急法』 についての研修会を開催いたしました。

まずは、池部会長の 「願わくばこういった現場には立ち合いたくはないですが、万が一立ち会った際に、救急処置の対応ができるかどうかが指導者として必要なスキルになってくるので、体で覚えて、有意義な時間を過ごしましょう」 との挨拶で始まりました。

講師を引き受けていただいたのは、大分中村病院の看護部・臨床検査部・リハビリテーション部より合わせて10名のインストラクターで、主に心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の使用について学びました。参加者19名を4グループに分けて行われましたたことで、1グループが5名ほどの少人数となり、心肺蘇生法では胸骨圧迫による5つのポイント(位置、姿勢、深さ、テンポ、リコイル)などを各自一人ひとりが十分に学ぶことが出来ました。

また、講習会半ばには、インストラクターにより、倒れた人を発見するところから、救急車が到着するまでの一連の流れを実演して頂いた後に、各自それに従って本番さながらの実技も体験できました。参加者の多くは、一度は救急法を学んだ経験があるとのことでしたが、実技となるとあわててしまい、やるべき事が出来なかったと言われていました。
このことからも、

【知っている事】 = 【出来る事】 では無い!

ということを再認識しました。

そこで、まずは実際その様な場面に遭遇したときは、障がい者スポーツ指導員としてあわてず、冷静に対応できる様にしていきたいと思います。そのためにも、定期的に 『救急法』 についての研修は必要だと感じますので、今後の研修に取り入れて行きたいと考えています。

最後になりますが、今回参加された指導員の皆様、お疲れ様でした。研修会で習得した知識は今後の活動に役立たせて下さい。そして、講師をお願いした 大分中村病院スタッフの皆様、ご多忙の中でありながら快く引き受けていただき本当にありがとうございました。この場を借りてお礼の言葉とさせて頂きます。

今吉 豊 (事務局長/上級障がい者スポーツ指導員指導員)

心肺蘇生の手順を学ぶ

胸骨圧迫による心肺蘇生

位置、深さ、テンポが悪いと反応しない人形を使っての実技

インストラクターによる一連の手順

スタッフとの集合写真