今年から県内の会員向けに始めました「ステップアップ研修会」の第1回が開催されました。
第1回目は、講師に平川奉也氏(大分県障がい者水泳連盟事務局・日本水泳連盟公認指導員)をむかえ、「安全な水泳指導のための基礎知識」というテーマで、障がい者水泳の知識を学びました。
午前中は、「障がいとプール」「水泳競技の基礎知識」「入退水の介助・入水中の介助方法」をテーマに、講師の経験談などをふまえ多くの話を聞きました。
プールという場所ならではの事前情報の確保のポイント、プール運営側の情報、そして各障がいの特性から見るプール(水)に関連する情報など、内容の濃い話からちょっとした対処方法まで細かく指導いただきました。
競技については、クラス分け・競技会場の見方・会場マナーなど、今後指導者として引率した時などに必要な情報を勉強できました。
午後は実際にプールに入り入退水時の危険回避方法・プールでの危険個所のポイント・初心者指導のポイントなどを勉強し、受講者それぞれの質問などに答えていただきました。
今回の研修会の内容は「障がい者水泳」を中心にしたお話でしたが、普段のレジャー施設などでも十分通用する「危険個所のCHECK」「危険回避」などもふくまれており、イメージしやすい内容となっておりました。講師の経験談は健常者水泳+障がい者水泳と多角的な見方からのお話でしたので、オリンピック・パラリンピックの競泳から、小さなスクールでの指導法までボリュームがある内容でした。
自分自身が水泳をする際の注意点にもなりましたし、指導者としての役割も再認識させられる5時間となりました。
指導者協議会では、県内指導者の皆さんの活動の場を広げられるように、今後もステップアップ研修会を行いスキルアップを図って参ります。
第2回も10月1日(予定)を目標に準備しております。皆さんのご参加をお待ちしております。